以前、紫微斗数の殺星についてコメントしましたが
正直に言いますと
殺星=悪い
と単純には判断できません

一般的に
火星、鈴星、羊刃、陀羅、地劫、天空の六殺、
化忌は凶星と見られますが
命盤に於いてのコンビネーションで
作用が変化します
ですから、判断には慎重さを必要とします
市中の入門書の類はほとんどその事に
説明がされておりません
お遊びならこれで良いのですが。

殺星に対し、アクセントとしての認識は必要ですが
これらがなかったら、効かなかったら
柔の星の強い方はふにゃふにゃになるだろうし、
豪気の強い方は制化されず、破滅する可能性が
強くなると思われます。
俯瞰とミクロ的な推測は必修です。

陰陽の循環は厳粛に存在するというのが
理解できます。

ですから、主要な宮に殺星があっても
殊更、敬遠するものでもないと思います

起こる可能性が極めて高いものは
形は様々ですが、起こるわけですが
その方の主観と空間、時間のファクターとの
関係を捕らえないことには
的外れの鑑定となってしまいます。

それは、西洋占星術、インド占星術、易占にも
共通しています

各々の生活で上手くコントロールされるよう
お伝えするのが
大事かなと思います。