昨年、学校法人兵庫医科大学の中医学のセミナーを受講しました。

紫微斗数の疾病は中医学の陰陽五行の概念が符合しているからです。

気が付いた点は、中医学はすべて、陰陽五行で割り切っているわけではなく

あくまでもベースの概念で、様々な心身の不調和の現象に

後から陰陽五行論を当てはめているという点です。

ですから、陰陽五行論で解釈できない疾病の事象もあるわけです。

例えば面白かったのは、貧血だから、レバーを多く採ったほうが良い・・・。

○○の症状には○○という食物を取れば良いなどというのは

ほぼ言い切れないという事でした。

これ、街の本屋さんで大量にこの類の中医学の書籍が出回っていますが、

ほとんど「ウソ」だと解りました。

あらゆる疾病は陰陽五行ではすべて包括できないことを中医学者は知っているのです。

そのうえで現在の中医は相当な実績を築いてきました。

この間合いですね。

これを考えると、算命学という占術は陰陽五行で刻んで推論を展開します。

私お場合、生時が解らない人に対して、算命で調べる時もあるのですが

ちょっとぼんやりしていて、宿命重視な点に不満はあります。