対宮は天府、合方宮は武曲貪狼、廉貞破軍
紫微(陰土)七殺(陽金)、陰、陽の相生、尚且つ陰土相生陽金で、
より強いので非常にプラス面が発揮される。
賦文では「紫微七殺化權、反作禎祥。七殺乃孤剋之宿。僅有已亥二宮、僅有巳亥同宮、
紫微十二宮中無失陷、僅有旺弱之分、以土去生七殺之金、且紫微能解七殺之凶而成威権、故反作 吉論,以巳宫較亥宫更佳、因火以生土,土以生金之故也。」
「紫微乃至尊之宿、又名帝座、専司官貴、即事業之星」
所謂、帝王の星で目に見えない勢いやエネルギーを表し主導的、支配的な役割を果たす。
紫微星を持った人が必ず「皇帝」や立役者でなければならないと言う意味ではなく、
自意識が強く、何事にも自己中心的である種の自尊心の傲慢さを特徴としている。
近寄りがたい見えない距離感を持っている。
お世辞を聞いたり言われたりるのが好き。社会的地位や名声を重んじる。
自尊心が高い、他人の意見を気にするあまり考えすぎて優柔不断な面がある。
決断力に欠ける為、衝突や後退を繰り返し、気にし過ぎる為、なかなか前に進めない。
非常に独善的な性格だが、心に思っていることを言えない「陰」で意思疎通がなかなかできない。勿論、吉であれば優れた才能と能力を持つ人物で強いリーダーにもなる。
七殺星は殺破狼格局で動的で「将」で戦闘に突入する大殺将である。
煞星を見れば大暴れする。
言う前にやってしまう。命令に忠実に従い前進し諦めない。
六親には不向きで情を語らず対人関係も比較的苦手。
しかし七殺と紫微が同宮すると紫微にチェックされバランスが取れ、より戦略的な思考ができる。
「紫微七殺化威権」
リーダーシップや支配力、又は目標とコミットメントと表現することができ、
同宮でなくても組み合わせがあればこの効果を発揮する。
強い自己主張、十分なコミットメント、圧力に耐え自分の意見を持っている。
彼らは支配欲が強くコントロールしたい。
紫微と七殺は化忌化禄が付かないが、これは安定を意味するものではない。
戊年或いは壬年生まれは禄存が巳、亥に宮に入り、適量を知り正しく使い衝動的はない。
しかしそれで大きな成果が得られるか?人を支配する力を存分に発揮できるのか?
行運が重要であり、吉星、煞星の数と六吉星の左輔、右弼により決まる。
紫微にとって左輔右弼の助けは重要で繰り返し、延長、拡大の性質があり
野心を振るう場を持たせ人に対する包容力をもたらす。
七殺も左輔右弼により安定する。
左輔右弼を見ないからと言って結果が無いわけではないが、ある段階まで発展すると
僅かに劣るか改善できなくなる。