身宮は十二宮の独立した宮を占有しているわけではない。
それは、命宮、夫妻宮、財帛宮、遷移宮、事業宮、福徳宮の6つの事項宮位に同宮する。身宮の役割は同宮する事項宮位と同じなのか?勿論、身宮が入る事項宮位はその意味が強められる。
命宮、身宮はどちらも出生月と出生時から算出される。紫雲先生は命宮と身宮の両方が一個人の持って生まれた知性と性格を反映すると提案した。身宮宮位の旺弱、吉凶が運命の起伏に大きな影響を与えることが多く一種の「調整作用」を生み出す。それは年齢を重ねるごとに大きくなる。およそ第五大限からより明確になる。
命宮が良くなく身宮が良いと、始めは上手くなく、やるほどうまくなり強くなる。命宮が良くて震宮が良くないと、始めは元気で良く動き、集中するが、持続せず竜頭蛇尾で終わる。
一般的に身宮が良いと年をとっても悪くない。身宮に煞星が多くあり、限運に連続して忌星が身宮に来沖したら老後不運で、身宮に煞星が多くあっても禄星が身宮を吉化すれば努力は報われる。命宮と身宮は一剛一柔がバランスが取れ、良いとされる。
命宮、身宮は一個人のもって生まれた知性や性格の一部を反映するが、この二宮位だけでは、一個人の完全な、持って生まれた特質を観ることはできない。命身格局が非常に剛強で、見た目に勢いがあっても、実際は非常に弱く、何もできない人もいる。
反対に命身格局が非常に柔弱でも、実際の性格は柔らかくなく、物事を行う事は非常に堅固に行う人もいる。他に太歳宮の影響もある。