紫微斗数全書の談星要論にこのような賦文があります。
紫微男亥女寅宮,壬甲生人富貴同。
これは、どういう意味でしょうか?
古典の賦文には、この様に、ちょっと捏ねた様なセンテンスが多いです。
良い意味で意図的に?、悪い意味で意図的に?
両方あるかと思いますが、分析するとしたら、DATAを揃えます。
命宮が紫微亥の男命壬、申年生まれ2盤、
命宮が紫微寅の女命壬、申年生まれ2盤。

富貴は斗数でよく使う語彙です。
金持ちで身分や位が高い。
そこで、この四盤をザクッと眺めると、
ん?
壬生まれの財帛宮は武曲化忌となっています。
富貴と書いてあるのに・・・?

ここで、投げたらあきません。
丁寧に分析を続ける。
これをやった人とやらない人で、差が付きます。
<続く>