私の場合、いろいろな占術がありますが、それらのコンセンサスを測るには「原書」が存在するか否かで判断します。
干支九星の原書は「郭氏元経」、インド占星術の原書の代表的な書物はブリハット・パラーシャラ・ホーラー・シャーストラ。
原書の無い占術というのは、素性のはっきりしない、時代の経緯を通過していないもので、脆弱です。
紫微斗数であれば「紫微斗数全書」になります。
この本は、おそらく明代(1550年)位に作られたそうです。
ですから、現在の日本とは時代背景や、環境、個人の意識、
思想が大きく違うわけです。
また、作成された当時の言葉の感覚も現在とは違います。
書かれた時代が古いから参考にならないと思いがちですが、
少し、辛抱して読み続けると、原書が如何にその占術の本質を物語っているかポツポツと感じ入る事があります。
紫微斗数も最近では色々は占法が出ていますが、
原書に照らして反背するロジックは、
局所的ですぐ符合しなくなるものが多い。
原書を持っているという事は大事なポイントで、
内容を畏敬すべきです。