まず、基本的なことで言いますと、まず命盤に配置された星は、本来吉凶の差が無いと観たほうが
良いかと思います。
特に日本の紫微斗数関係の書籍には、
この星は吉星、この星は凶星という考え方が多いですが、吉凶は命盤での
星の配置や宮位や四化星などの相互間の結果であって、
単純に殺破狼は凶星だとか、まったく妙な解釈の説明が多いようです。
例えば、そうですね、紫微星は「王様のような」性質を持っており、ベストオブ斗数の星たちみたいに
古典でも憧れの存在みたいに書かれていますが、私はそれは古代の人たちのちょっとした
ロマンティシズムのように思えます。
よ~く観察して観てください。
そして星というシンボルの意味、即ち本質を明らかにしようとすると、
誤謬や無駄なものが落ちて行きます。
紫微星が手放しで吉星であるなら、疾厄宮に入れば健康であるだろうし、
福徳宮にあれば、悠々貴人であるだろうし、
六親に入れば「刑剋」の事象など出てくるわけがないでしょう。