貪狼星は表面を飾り繕う。いつの間にか新しい局面に変化する。
七殺星は突然変化する。その変化は明らかで苦労する。
破軍は古きを捨て新しきを立てる変化で、元のものを破壊して
その後新しいものを始める。この3星では破軍の変化が最も極端である。
貪狼星は事業発展。
貪狼星は現実的で人の処世に長けて八方美人で手段に如才がない。
貪狼星は桃花の星で禍福の神。
貪狼星の他に廉貞星桃花の星です。欲望と感情について敏感。
但しその如才の欲望は善悪に分かれる。
現実的な利益が重点で、内面は剛直で外面はさっぱりしていて
小さな礼節にこだわらない。
ひらめきが有り、チャンスを捕える。
一般的に星は四煞を好まないが、貪狼と火星、鈴星は化禄、禄存と共に
「火貪格」「鈴貪格」を形成し突然の意外な財を得る。
投機や賭け事で、その気が無くても成功したり不労所得を得る。
羊刃、陀羅が三方四正にあれば暴発して敗けるが、すぐに改めて
差しさわりが無い。しかし貪狼星のもつ欲望は強烈。
貪狼と天空、地劫で精神の探索に向かい、宗教、哲学の研究をする。
貪狼と天刑で天刑の自律の影響が貪狼の欲望を正しい筋道に導く。
貪狼が六親宮に桃花星と入ると
兄弟宮:親の違う兄弟がある
夫妻宮:第三者が出現しやすい
子女宮:妾や後妻を得やすい
これに空星や天刑があるとセーブしてくれる。
殺破狼の3星は変動の星でこれらが命宮、財帛宮、事業宮に有る時、
職業は予想しにくく、たくさんの異なる職業に従事することがある。
貪狼と煞星で手芸、特殊技術の人、格局が良ければ警察、軍隊での発展。
火貪、鈴貪であれば商業の発展。
大限に貪狼があれば、創業発展、昇進、掌権。
格局が良ければ財を得る。
桃花と同宮加会で婚姻、出産、恋愛。
流年で格局が良ければ交際による利益、煞星とであれば色情の災い、
無意味な交際を費やす、小利を求め大事に失敗する。
命宮が貪狼の場合、財帛宮は必ず破軍星で、貪狼が化忌の場合、
必ず破軍星は化禄になる。<癸干の四化は破巨陽貪>
意外の財を得るがまた失うものもある。
貪狼化忌は略奪愛、失恋、親族との別離。
七殺星
将軍の星。軍隊を管理する。
殺破狼の内、変動は比較的安定している。
目つきは力強く、怒らないが威力があり権威を握る。
気性は剛強で思い切りが良い。表面は強硬だが情にもろい。
天梁星は自己の原則を堅持し、いかなる環境であろうと変わりにくい面があるが、七殺は自己の権威を堅持し、他人がその権威の関係を認めていれば
自分にこだわらない。
天梁星の人間関係の劣った部分はそれが要因の一つ戸なる。
殺星の場合、出生地を離れて発展する。一生の内、大きな波乱の変化がある。
七殺星は野心を持ち仕事に対する意欲は強烈で人に伏するのを嫌う。
七殺と紫微で権力を得やすい。
七殺は武の星で文昌、文曲と逢うと文武両道で文化教育界の発展。
文昌、文曲と化忌では利口ぶるが利己的で権力を好み実務に励まないで
結局は失敗する。
七殺と禄存、化禄で安定的に変化する。
七殺に四煞は良くなくて病気や災難が起きやすいが、
化解の方法としては体力を消耗させたり(運動)、
金属に係る仕事に従事したりすると殺気を解消することが出来る。
殺破狼は同じ仕事を同じ期間で勤めるのが難しい。
挑戦的な仕事や困難な仕事に力を発揮する。
七殺と天空、地劫で望みは高いが能力が伴わない。
七殺と天魁、天鉞で貴人の引き立てがあるが、自身は向上を求めない。
七殺が疾厄宮にあれば、呼吸、肺の疾病。
大限、流年七殺で吉であれば昇進、発財、事業拡大、権力を握る、
凶であれば体に傷を負う、事業の挫折。
破軍星
破軍は「耗」、先に壊して後に創建する
禍福の神。
夫妻、子女、僕役主。
人生の起伏の差が非常に大きい。苦労し、揺れ動く。
刺激を求め、冒険を好む、危険性を伴う。
性格は動き易く、自由で反逆性が強い。
破軍と禄存、化禄で性格は安定し、改革変化の中から利益を得る。
破軍と煞星で負面効果の破壊が強調される。しかし破壊の後のある程度の功績がある。
破軍と文昌、文曲で文武両道だがこれに化忌が加わると矛盾面が強く出て
破軍が事業宮で兼職が多い。
破軍が田宅宮で煞星が多いと六親に縁が薄く祖先の功徳を受けにくい。
大限、流年に破軍があれば、悪い環境の新規の事柄に取り組みやすく、
その環境を突破しようとする。
状態が良ければ、成功する、昇進、権力を握る。
悪ければ災害に逢う、事業が壊れる、志を遂げられない、家が傾く。
流年の田宅宮に破軍化禄で家の改築。
殺破狼は動揺変化の組合。
大限、流年にあれば創業発展、自立。