<鈴昌陀武格>
鈴星、文昌、陀羅、武曲の組み合わせ
この組み合わせで忌殺が絡むものは古典では「限至投河」といって
川に身を投げるなどと恐ろしいことが書かれていますが、どうでしょうか。
禄星や忌星の絡み方により大成大敗の変化がある。
五行の「金」は文昌、陀羅、武曲。
五行の「陰」は鈴星、陀羅、武曲。
陰星はどんよりとして寡黙、冷静でデリケートな面を持つ。
金星は少し角があり、原則を重んじる。
武曲星の三方には必ず紫微と廉貞星があります。
紫微(陰土)、廉貞(陰火)、火生土に武曲(陰金)の相生ですから、表立った相生ではないわけです。
武曲は財政の星で、自分の財を心配し、財に貪欲とも言えます。
ですから悪いほうに傾くと、財務管理や紛争、横領、盗難や、夫婦間、その他のトラブルが
考えられます。
文昌星は専門分野、専門知識を追求する星です。
文昌星が紫微、廉貞、武曲の三合にあれば、紫微の領導性、廉貞の行政能力
武曲の財務能力らの追求を促進します。さらに陀羅の執拗さと鈴星の積極さが
加わるということになります。
陀羅は陰金、羊刃は陽金であり、不屈不撓精神のかたまりといえます。
武曲と羊陀というのは少しダーティな財経の執行が暗示されます。
労心労力(非常にがんばる)、めちゃくちゃ忙しい組み合わせと言えます。
そのときの命盤の状況で成功と失敗が極端に分かれます。
上図の場合
寅に武曲と鈴星、午に文昌で陀羅はありませんが
流年が壬であれば陀羅が戌宮に入り、武曲化忌ですから
鈴昌陀武の条件が当てはまります。