このようなお話を聞いたことがあります。

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昔、ソビエトで抑留された人のお話です

監獄中にひとりの男がひどい腹痛を訴えた。

様子もかなりひどくもだえ、苦しんでいた。

その方は獄の片隅のゴミの類を

丁寧に紙にたたみ、

「自分が暮らしていたところのとても優れた医者に

譲ってもらった腹痛の薬です。

治らない人はいないから、これを飲んで」

そうやって、その苦しんでいる人に仰々しく渡したそうです。

そうしたら

それを飲んでものの5分もしないうちに

顔色は正常に戻り

苦痛は消えてしまった。

とても喜ばれたそうです。

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まさか、ごみに治癒力があるわけではないし。

これが「潜在意識」の力というそうです。

朝起きて普通に歯磨きをする。

これなど少々寝ぼけていても

それなりに磨けますよね。

これ、磨こうという意思はありますが

右腕を何度位挙げて

中指にこんだけ力を入れてなんて意識はしません。

人の動的な部分はこの潜在意識が多く関係しているそうです。

おいしい、おいしいと言い合って食事をすると

おいしく感じるものです。

ある意味、人間の感覚というものはいい加減なわけです。

占いの鑑定の話になりますが

マイナス的な言葉というのは充分にその人を量って

お伝えする方が良いと考えています。

「いついつ、このような不幸が起きる」

などと軽々しく言うものではないし、

その様な幼稚な鑑定は

委ねられるものではないと思っています。

占いはカウンセリングの領域と

事象推定を丁寧に重ねていく部分を持っています