紫微斗数の命盤の中には様々な吉凶の交錯があります。
ですから、ひとつの相談に対し、一方的に良い、一方的に悪いというのは
観方が単純だと言えます。
仮に凶格が成立している場合、それは推察以前に何かあるのは確かですが
それも総合判断で精査する必要があります。
父母からの心身の遺伝、幼年の環境、
さらに注意しなくてはならないのは
相手が関係する事象では相手をどこに据え、どう作用しているかを追求しなければ
ひとつの命盤だけでは一方的で不十分です。
恋愛に関しても命盤のそれに関する宮や担当星耀は当然調べなければ
なりませんが、相手との相互作用がどの様に進んでいくのか
それがアドバイスには欠かせません。
また進んできた年月でどのような感受を経てきたかも参考にしないと
事象の真意は開けてきません。
そこが同じ出生DATAであってもひとりひとり人生が違う由縁かと思います。
事象には必ず両面含みますから、いい星がただ、あるというだけでは
刹那的な記憶だけで終わるでしょう。