十二宮位で旺廟離陥の差を示すのは何故か?

根拠として三方四正と夾輔宮位の組み合わせに基づく。

四化の後、宮位の強弱が決まる。

伝統に従わない派もある。

例えば空間の違いに因る生理機能のように。経験の蓄積でもある。

十二支宮位はただ、その宮位の単独星曜の旺廟利陥のみではない。

三方四正で会合する星曜と密接な関係がある。

吉格や凶格には関係しない。

これは経験上の者であり

宮位の星曜の作用の強弱が判っている。

それが無いと格局の吉凶の認識や程度が解らなくなる

12地支宮位だけではなく12事項宮の吉凶も作用する。

古伝の賦文の例として「天機天梁’擎羊會,早主刑尅 晚見孤」の格局がある。

この格局は六親の一種の凶象で、したがって本命宮或いは六親宮位に於いて

刑剋が現れやすい。六親宮以外に現れた場合、悪い格局と結論付けることができるが

六親の刑剋ではないはずです。

従って別の観点から見れば、星曜及びその組み合わせの吉凶問題は

天機天梁が廟旺の地にあるが、一旦命宮や六親宮に入り、擎羊と会合すれば

六親の刑剋は存在する。廟旺の地でも刑剋を全て免れない。

刑剋の程度を減らすとしか言いようがない。落陥、無吉の場合、

その刑剋は悪化する。従って斗数の理論では十二地支の旺廟と、更に十二事項宮位

の作用も注意を払う必要がある。

それぞれの三方四正と夾輔宮位の組み合わせに基づいて判断する必要がある。

単独の星や宮位の理論ではない。

紫府系列の甲級星で命盤を考えると12有り、6個とその反対の6個に分けられる。

紫府在寅申は十二地支宮に全て甲級主星が入る。

紫微七殺が巳亥は四個宮位が無主星になる。その他の8個命盤は必ず2宮位が空宮になる。若し地支宮位に甲宮主星があっても、必ずしも廟旺とは限らないと仮定すると甲級星の無い空宮は全て弱いとなる。それは本宮に甲級星が無いからで

対宮の甲宮星曜作用は比較的弱く、命身宮、またはどちらかが空宮、甲級星が陥弱の場合その人の人生は不利になる。

三奇加会や限運が良くても不当に扱われる。陥弱の弱点と言える。