本命殺、本命的殺について
方位取りの際、本命殺、本命的殺を考慮する。
盤上で考えられるのは、
- 行く人の命
- 回座干支
- 定座
の3種の絡みで本命殺、本命的殺が考えられる。
九星は後述で地支を先に考える。
A. 命対回座干支・・・これは必ず避ける。年命卯であれば下図三山ずつ。
B.
C. 命対定座・・・本命殺、本命的殺に当たる宮を避ける。年命卯であれば下図三山ずつ
D .回座干支対定座・・・弱いが考慮する。年命卯であれば下図一山ずつ。卯であれば卯の方15度のみ。
A.B.は基本的に行かないようにします。
C.は他の吉方ケースと比較して、検討します。この状態がある盤の候補ランクを下げます。
弱い凶を含むと言えます。
B.の命対定座の場合の本命殺、本命的殺は基本的に考えるならば、三山行かせないほうが良いです。
望月先生の言を借りるなら、「卯が卯の方に行かないほうが良い」です。
しかし、「三合法活断」では吉として扱っている箇所が所々にあります。
これは、福をとるのはいいが、同時に過去の方災を「アク出し」しないといけない。
という考えがあり、凶を吐き出させて、福を安定させる。ということらしいです。
吉方に行かせて、同時に方災を出させて最終的に福とさせるという考え方です。
後のケアが必要ですから、安易には使わない方が良いです。アク出しの対処法が解らない場合は三山取らないほうが良いと思います。