命盤には12の宮があり、それぞれの宮の強さの強弱があります。
そのことは命盤の内容を判断するのに非常に大事なポイントとなります。
古典の紫微斗数全書、全集には一応強弱のランクが書かれてありますが
100%信用できるかというと、そうでもないです。
敢えて例を挙げると、亥の廉貞・貪狼などは古典では落陥ですが、
私の経験上、まったく逆の「廟」で吉象です。
この宮威(輝度とも言う)を宮の干支の納音で判断するという内容の書籍が
台湾で発売されましたが、納音は参考にはできますが、一部分です。
「DATAをとって確かめたのか?」と言いたくなりますが、
紫微斗数は賑やかな占術なので、見逃そうかと。
宮威を判断する急所としては、五行の相剋が基礎ですが、
命盤の全体を観て判断するものだと思います。
もっと簡易に言うなら、その宮の三方の宮がどのような状態かでも
およそ見当が付きます。
宮威が弱いと即、人生が良くないのではなく、自分に合った環境や生き方を選べば
良いです。創業運が元々無い人間が、頑張っても起業はうまくいきません。