紫微斗数命盤には数多くの星が書かれます。
小さな星まで数えると108個以上あります。
この108個は中国人の好む数なので信憑性は無いです。
星の占いと言いますと、西洋占星術やインド占星術を代表とした黄道周辺の星々
を取り上げる占星術が多いのですが、古代の中国では北極星周辺の星を見つめていました。
その北極星周辺の星の名前を紫微斗数の命盤の星の名前に当てはめたわけです。
この星の位置に関してですが、実際の天空の星の位置との相関関係は無いです。
ですから紫微斗数は、中国の天文占星術である「七星四余」とは別物です。
年月日時のうち、月と時刻の位置関係は計りはしますが、天空の星の位置を
厳密には採用していません。
ここから先は所謂「玄学」で先人の優れた知恵と洞察力で構成されていると考えたほうが良いです。
天空の星の位置関係。
それはそれで占星術となりますが、紫微斗数は五運六気や納音も含まれるので、
「中国暦術」と言えると思います。