紫微斗数の古い書籍や台湾、中国などの内容のお話です。
例えば、太陽星の解釈で
太陽星始終主貴不主富
という文章の意味合いですが
「太陽星は物事の初めから終わりまで、高潔であり、富まない」
こんな翻訳のされ方を見かけましたが
これは間違った解釈です。
正しくは
「太陽星は初めから終わりまで、社会的地位にかかわり、富には関わらない」
となります。
ですから、社会的地位に関係するが、当人が地位を得る得ないなどとは言っておらず
富に関わらないからといって、お金持ちではないとかお金に疎いとは言ってはいないのです。
また紫微斗数の解釈の中で「貴人」という言葉が良く出てきます。
この「貴人」の貴と上の文の「主貴」の貴とは意味合いがやや異なり
「貴人」という意味は自分に恵みをもたらす、チャンスを与えてくれる人の事を指します。
よく日本の紫微斗数の書籍に「立派な人」と書かれていますが
その人の人格とは無関係で、簡単に言えば
良くも悪くも生じる人のことです。
私の紫微斗数レッスンでもこのような基礎的な間違いを説明させてもらっています。