<紫微斗数レッスンより>
通常、命盤中に空宮がおよそ2~3ありますが
この空宮の影響(例えば、不如意な状態)は現れます。
従来の空宮の観方としては「借星」といい、対宮の星耀をその宮に当てはめます。
例えば、命宮が無星の場合、その対宮の遷移宮の星耀をすなわち、命宮の星耀と
見なします。これはあくまでも単純な見方ですが。
しかしながらこの空宮というのは「弱宮」であることは違いありません。
より正確な観方としては、空宮を命宮とした三方を観察するのが良いかと思います。
1.命宮無星・遷移有星
命無主星は主観が薄く、環境に左右されやすいと言われますが、
まずその三方の星耀バランスを見るべきでしょう。
<図1>この壬寅女命の命宮は無主星です。
三方に輔星(右弼、左輔)が会照し、格局を形成し、弱運とは言えません。
1.府相星群に輔弼が会照。
2.遷移宮は殺破狼の火貪格、命宮から観て、鈴貪格も形成している。
もし、この命盤で未宮が命宮であれば
命宮武貪座命、遷移宮無主星、人間関係互動能力不佳となる。