海外で紫微斗数命盤を作成する場合、

その土地の時間で作ればいい。

という考えの人がいますが、間違えていると思います。

紫微斗数命盤に必要な出生時刻は中国の中原時間(東経120度線)

の太陰太陽暦が基本となります。

すなわち、インド占星術や干支九星のように太陽基準ではなく、

「月齢」を暦の基準とします。

ですから、朔はある月の1日に配当されます。

例として、1990年6月23日午前2時が北京の朔ですが、

その時、アメリカでは6月22日午後20時です。時差がありますから。

アメリカで出生した人の紫微斗数命盤を作るには、アメリカのその地方の

太陰太陽暦が必要となります。

ハワイは北半球ですが、中国との時差は20時間あり、作成不可能です。

24節気をアメリカ時間で採り、閏月の制定や、太陽近時差などの誤差を

調整しないとできないです。

結論として、中原地区から遠く離れた外国では命盤を作ることは困難と言えます。

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